NPO法人の就職で求められる英語力とは

就職活動を行う際に、NPO法人を希望し、さらにそのNPO法人で英語をいかした仕事をしたいと思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際には仕事ではどの程度の英語力が求められるのでしょうか

「英語が使える」と言っても、日常会話ができるのか、簡単な単語が分かる程度か。またビジネスか観光、日常生活でも使う単語も違うし、言い回し等も違います。

どの程度の英語レベルがあればNPO法人で英語を使って働くことができるのでしょうか。
この記事ではNPO法人で求められる英語力についてご紹介します。

NPO法人とは

そもそもNPO法人とはどのような機関なのでしょうか。

NPOと聞くとボランティアを想像する方もいるかもしれませんが、それは違います。
NPOは「Non‐Profit Organization」の略称で、非営利目的で社会貢献を行う団体のことを言います。

しかし非営利=無償ということではありません。
この場合の非営利は株式公開をしないということなので、職員は普通に給与を支払われますし、NPO法人も団体を存続させるために報酬の発生する仕事を請け負います。

そのようなNPO法人は事業型NPOと言われているもので、NPO法人が全国に約5万ある中でそのうちのおよそ10%が事業型NPOと呼ばれているNPO法人です。

では、その事業型NPOに就職して英語を使って活動したいと思った場合に、どの程度の英語力が必要なのでしょうか。
また、どのような場所で勤務をし、どんな仕事があるのでしょうか。

英語が使えるNPO法人とは

英語が必要なNPO法人に就職したい場合に、場所は日本とは限りません。
経済成長が目覚ましいカンボジアで今もなお貧困に苦しむ子ども達の教師として活動をするNPO法人や、北朝鮮の脱北者支援にソウルで取り組むNPO法人、フィリピンの貧困者に対しての就職支援を行うものなど、日本国内だけでなく、世界中で困っている人を助ける仕事をすることができるのがNPO法人の最大の魅力です

環境問題や人権問題、急速に発展を遂げる企業への支援など様々な仕事が世界中にあります。
ではそのような団体で働きたいと思った場合にどれぐらいの英語力が必要なのでしょうか。

どのくらいの英語力が必要なのか

では、英語を必要とするNPO法人を二つご紹介します。

一つ目にご紹介するのは特定非営利活動法人日本紛争予防センターです。

アフリカや中東の平和構築のために活動を行っているこちらの団体には、現地での事業の進捗管理、予算管理、資金提供団体との調整、新規事業の企画・計画・調整、現地チームの管理などを行うスタッフがいます。

勤務地は東京ですが、現地職員の育成や、国際機関や政府関係機関と連絡や調整、関係を強化するという業務が必要になってきます。

そのため、英語・日本語で円滑に業務を行えること、また日本にいて、メールで現地の方とやり取りを行うため英語での高度な文章作成能力が求められます

特定非営利活動法人日本紛争予防センター
http://jccp.gr.jp/

 

二つ目に紹介するのが一般社団法人ボランティアプラットフォームです。

主に貧しい国の子ども達や人々の支援を行っているこちらの団体では、日本国内での仕事の他に海外駐在員がいます。

海外でボランティアをしている日本人へのケアや、各ホームステイ先へ巡回したり、より良い環境づくりをしたりするために現地スタッフと打ち合わせを行い、今後のプロジェクトをどのように進めるか村の人と交流して作り上げていくのが主な仕事内容です。

海外でのプロジェクトマネジメント力や、コミュニケーション能力が身につくというのがこの仕事のやりがいです。

積極的に現地の方と交流する必要があるため、高い英語能力と実務能力が必須になります

一般社団法人ボランティアプラットフォーム
https://volunteer-platform.org

 

求められる英語力はNPO法人によって差がありますが、コミュニケーションに言語は欠かせません。
仕事をしながら現地の人と交流し、英語を学び続ける必要があります。
自分が希望するNPO法人に合わせて事前に英語の学習をすすめましょう。
また、英語の他にもその国で使われている言語があれば学んでおくと、より現地の方と交流をしやすくなるので、積極的に学習していきましょう。

英語を使えるNPO法人に就職する際の注意点

NPO法人に就職するメリットは、なんといっても自分の仕事が困っている人を助けることにつながることです。
英語を使う団体では主に海外に向けての支援になるため、そのやりがいははかりしれません。

一方でNPO法人は利益を出すことを目的にした団体ではないため、一般的な企業よりも給与水準が低くなります。
出世をしたい、後に自分で起業したいといったキャリアプランは練りにくくなるので注意が必要です。
また活動内容や、その目的や志が自分と合わないと周りとの温度差でついていけなくなることもあります。
HPで確認するだけでなく、説明会に赴いて実際に働いている人から話を聞いたり、疑問点を質問することによって、就職してからのミスマッチを防ぐことができます。

NPO法人の中でも、英語力が問われる国際協力は非常に人気が高いです。
特に海外が勤務地希望の場合は、語力以外にアラビア語やフランス語、スペイン語などを求められることも少なくありません。

大体はどのNPO法人もボランティアという形で参加できるポジションがあります。
学生のうちの長期休暇を利用して、そのようなものに参加することにより、就職する際のアピールポイントとなるので、迷っている人はぜひ参加してみてください。

まとめ

英語をいかすことのできるNPO法人は世界の人を救うとてもやりがいのある仕事です。
団体から求められる英語力はその団体によって違いますが、コミュニケーションに言語は欠かせません。
海外のNPO法人で働きたいと思っている人は働く前から積極的に英語を学び準備する必要があります。
ぜひ英語を使ってNPO法人で働きたいと思った際の参考にしてみてくださいね。