ボランティアの始め方

「ボランティアをやってみたい」
そう思ったときがボランティアの始めどきです。
とはいえ、ボランティアの範囲が広いぶん、どのように始めればいいのかわかりづらいとも言えます。
ここでは、ボランティアへの最初の一歩を踏み出すにはどうすればいいのかについて紹介します。

自分にできるボランティアは?

「ボランティアをやってみよう」そう思った理由は何でしょうか?

会社を退職して時間ができたから……

お友達に誘われたから……

社会で起こっている問題に心が痛んで、何かしたいと思ったから……

人によってその理由はさまざまです。
さまざまな動機で始めた人が、自分のペースで取り組むことができる、それがボランティアの懐の広さであり、魅力だと言えます。

しかし、その間口の広さゆえに、どんなボランティアをすればいいのか戸惑ってしまうこともありますよね。

ボランティアは強制されるものではなく、「やりたい」いう熱意を持った人が行うものですが、自分に合った活動のほうが続けやすいのも事実です。

たとえば、「次代を担う子どものために何かをしたい」と思った場合、

・登校や下校時の小学生を見守る

・学校で絵本の読み聞かせをする

・子ども会の活動をサポートする

といった比較的取り組みやすいものもあれば、

・児童養護施設のお手伝いをする

・子ども食堂を開設する

というように、専門性や覚悟、また金銭的なやりくりが必要となるものもあります。
また、直接子どもと触れ合わなくても、子どもに関するNPOの事務スタッフをするというような関わり方もあるでしょう。

直接当事者と触れ合いたいのか、裏方のほうがいいのか、時間はどのくらい提供できるかなど、自分にとって無理のない条件を最初に整理しておくといいでしょう

ボランティアの探し方

ボランティアを探すにはどのような方法があるでしょうか。

インターネット
インターネットを使えば、ボランティア活動を手軽に探すことができます。
「地名」+「ボランティアの内容」のようなかたちでまずは検索してみましょう。
ボランティア団体やNPOのホームページには連絡先も記載されているはずです。

地域の広報誌
地域の広報誌はボランティア情報の宝庫と言えます。
ホームページなどを作成するのはボランティア団体にとっては負担の大きいものです。広報誌には、ネットには載っていない、地道に活動している小さな団体の活動も網羅されています。

社会福祉協議会・ボランティアセンター
社会福祉協議会(社協)とは、福祉に関するさまざまな活動を行う、利益を求めない民間の福祉団体のことです。日本中の各自治体に設けられています。
社協の大きな役割の一つにボランティアの支援があります。
各地の社協にはボランティアセンターが設置されており、さまざまな情報が集まっています。
ボランティアセンターを訪ねれば、地域のボランティア活動について教えてもらったり、相談に乗ってもらったりすることができるでしょう。

ボランティア養成講座
地方自治体やボランティアセンターなどでは、初心者を対象としたボランティア養成講座も開かれています。
点字、手話、日本語の指導、介護、保育などについて、基礎から学ぶことができます。受講料も無料や実費のみというのが一般的です。
講座の終了後はそのままボランティア活動へと案内されることが多いので、無理なく実際の活動に入っていくことができます。

ボランティアを始めるにあたっての注意点

ゆっくり始める
ボランティア活動で大切なことは、自分のペースで長く続けていくことです。
ボランティアを始めようと決意したときは、理想に燃えて頑張ろうという気持ちが高まっている場合も多いでしょう。
しかし、いくら良い活動をしても、 無理をしてしまうと逆に続けるのが難しくなることも。
最初は抑えめのペースで始め、様子を見て大丈夫そうならば活動を増やしていくようにするとよいでしょう。 

週に1度、月に数回、あるいは1年に1度のイベント時のみでも大丈夫。
自分の生活のリズムの中に無理なくボランティア活動を組み込んでいきましょう。

人間関係で無理をしない
ボランティア活動で大切になってくるのは、ともに活動するボランティア仲間との関係です。
同じボランティアという目的を持ったもの同士とはいえ、人間が集まるとさまざまな人間関係の問題も生じるものです。
せっかくボランティア活動に参加しても、ボランティア同士の人間関係で揉めてしまっては元も子もありません。
お互いに気持ちよく活動できるように、節度を持って付き合っていきましょう

ルールを守る
善意でボランティアをしているからといって、自分の気持ちだけで動いていいものではありません。
ルールや常識を守って活動しましょう
活動先で知った個人情報や家庭の事情などは外に漏らさないように注意しましょう。

ボランティア保険に入る
ボランティア活動中に自分がケガをする可能性もありますし、故意でなくても支援先の人にケガをさせたりものを壊してしまうこともあります。
ボランティアを始めるときには、ボランティア保険に入るようにしましょう。
ボランティア保険については、ボランティアセンターなどで手続きをすることができます

まとめ

一口にボランティアといってもさまざまな種類があります。

最初はハードルが高く感じられるかもしれませんが、ボランティア活動を始めると、これまでの日常生活では見えなかった世界を見て、できなかった経験をすることができます

まずは情報を集めて、無理のないところから始めてみてはいかがでしょうか。